ポイント1.資金計画は段階を踏むべし
段階を踏んで考えると整理しやすくスムーズに進みますし、失敗を防ぐことにつながります。
ここでのポイントは、細かく考えすぎず、概算でなるべくシンプルに考えること。流れはこんな感じです。
【見積もる】物件のおおまかな予算を見積もってもらいましょう
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【購入額】自己資金からマイホーム購入額を検討します
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【ローン】住宅ローンの毎月の返済額を検討します
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【まとめ】一旦、資金計画の概要をまとめます
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【再検討】今後のライフプランを踏まえ、計画を微調整します
ポイント2.ボーナスを頼るべからず
普段の生活で思いがけない支出があるかもしれません。
常に最悪のケースにも対処できるようにしておくことが重要です。
ボーナスは返済の原資としてできる限り頼らず、予備資金として貯めておいて繰り上げ返済ができるようにしておきましょう。
ポイント3.今あるお金を把握し、整理すべし
家づくりには建物を建てる住宅価格や工事費以外に、
税金・登記費用・住宅ローンの手続き費用・引っ越し費用・家具家電などの購入費用 など
さまざまな諸費用がかかります。
現金で支払わなければならない費用もあり、こうした費用をあらかじめ見込んでおかなければなりません。
把握すべきことは2点
⑴ご自身でいくら資金を用意するのか
⑵住宅ローンをいくら借りるのか
これらは、旦那様と奥様それぞれの各口座の貯金残高の合計を書き出してみるとわかりやすくなり、「住宅購入に使える金額」も見えてきます。
ポイント4.予備の預貯金を残すべし
思いがけない支出にも対処できるようにしておくことが無理のない資金計画のコツです。
生活するのに必要な1ヶ月あたりの金額×2〜3ヶ月分を常に普通預金においておき、
建築後の税金などランニングコストも念頭におく必要があるでしょう。
住宅の頭金は、総資産から以上を差し引いた金額以下に設定するイメージとなります。
ポイント5.この先何十年後までのライフプランを想像すべし
現在は終身雇用や年功序列賃金といった従来のシステムが崩れ、退職金や公的年金などが当てにならない時代になりつつあります。
将来それらに影響されないよう、家計の大きな収支に関わる今後のライフプランを真剣に考えることが資金計画の重要なカギとなります。
⑴おおまかに必要となる大きな資金を考える
生活費・子どもの養育費・車・保険・税金・娯楽費 など
⑵おおまかなライフプランを考える
これから子どもが生まれる
子どもがいて教育費がかかる時期がある
子育てや親の介護で、奥様が仕事を辞める可能性がある
将来、転職、もしくは独立する予定がある
いずれは、家のメンテナンスやリフォーム費用も必要になる
その他、収支に影響があるライフイベントがある など
大きなライフイベントを書き出した年表を作ってみるのもおすすめです。
お子さんの進学や結婚、ご自身の夢、老後の資金の確保など、目標を叶えるための資金は必ず必要になります。
ライフプランをしっかりと立てることで家族の目標が明確になり、繰上げ返済や貯金を実現しやすくなります。